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G1 No.3

ウラヌスチャームの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.45/5.00
★★★☆☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
3.0★★★☆☆
近親
3.0★★★☆☆
父産駒
5.0★★★★★
配合
3.0★★★☆☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
ルーラーシップ
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
3/13
毛色
鹿
地区
関東
Price
総額
5,000万円
一口 (全40口)
125万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

ウラヌスチャームの25 AI評価レポート

母ウラヌスチャームの競走実績と特徴

母ウラヌスチャーム(Uranus Charm)は2015年3月27日生まれの黒鹿毛の牝馬で、父ルーラーシップ・母アメジストリング・母父フジキセキというキングカメハメハ系×サンデーサイレンス系の組み合わせに属します。生産はノーザンファーム、現役時の馬主は本馬と同じ株式会社G1レーシング、管理は美浦の齋藤誠厩舎が務めました。馬名は守護星としての天王星(Uranus)に幸運の御守り(Charm)を重ねた由来とされ、関東芝中長距離戦線で長く第一線を維持した古馬牝馬の一頭です。

通算競走成績はJRA中央25戦6勝、着順分布は1着6回・2着4回・3着1回、獲得賞金は約1億5,138万円に達しました。デビューは2017年秋の新潟新馬戦で、3歳秋から本格化したのちに4歳・5歳と長期にわたり関東古馬牝馬路線とハンデ重賞路線を歩んだ晩成持続型のタイプとして整理されます。

3歳春の2018年9月16日、阪神競馬場のローズステークスGⅡ(芝1,800m)に出走して5着入着を果たし、3歳秋の段階で重賞水準のメンバー構成に対抗可能な競走力を示しました。

4歳初頭の2019年1月26日、中京競馬場の愛知杯GⅢ(芝2,000m・ハンデキャップ)に出走して4着入着を確保しています。同年3月9日の中山競馬場・中山牝馬ステークスGⅢ(芝1,800m・ハンデキャップ)では先頭フロンテアクイーンとハナ差の2着に粘り込む競走を演じ、上がり3ハロン最速タイムを記録する末脚の鋭さを示しました。中山牝馬S2着は本馬の中央重賞最高着順となります。

4歳夏の2019年7月28日、札幌競馬場のクイーンステークスGⅢ(芝1,800m)で4着入着、同年秋の2019年10月6日には京都競馬場の京都大賞典GⅡ(芝2,400m)に古牝馬として挑み7着、続く2019年11月10日の京都競馬場・エリザベス女王杯GⅠ(芝2,200m)では古馬牝馬の最大目標レースに駒を進めて11着入着の戦績層を残しました。

5歳期の2020年は古馬古牝馬として円熟期を迎え、まず2020年1月26日の中山競馬場・アメリカジョッキークラブカップGⅡ(芝2,200m)で7着、2020年3月14日中山牝馬ステークスGⅢ(芝1,800m)で8着、2020年5月9日の東京競馬場・メトロポリタンステークス(L・芝2,400m)では横山典弘騎手騎乗で勝利を収め、走破時計2分25秒8で2着Valerioを1馬身1/2差つけて押し切る逃げ切り勝ちを演じています。メトロポリタンS(L)は本馬の中央リステッド競走勝ちとなり、芝2,400mの古馬牡馬混合リステッドで先頭ゴールを果たした内容は本馬の長距離適性の証左となります。

続く2020年5月31日の東京競馬場・目黒記念GⅡ(芝2,500m)では古馬牡馬混合の長距離ハンデキャップ重賞に駒を進めて10着入着、秋シーズンには新潟牝馬ステークス(OP・芝2,200m)勝ちと、2020年11月15日の阪神競馬場・エリザベス女王杯GⅠ(芝2,200m)13着の戦績層を加えています。

6歳初頭の2021年1月16日、中京競馬場の愛知杯GⅢ(芝2,000m)で3着入着を岩田康誠騎手騎乗(斤量54.0kg)で確保し、走破時計1分59秒2で先頭から0.5秒差の好走を演じました。本馬の中央重賞3着以内入着は中山牝馬S2着+愛知杯3着+クイーンS4着前後+愛知杯4着の戦績層に整理され、関東古牝馬路線+中央芝中長距離戦線で長期的に戦った持続力派の戦績データの蓄積層を残した競走馬として位置付けられます。

引退後はノーザンファーム繁殖牝馬陣に加わり、2022年春シーズンから繁殖入りを果たしました。中央リステッド勝ち+OP特別勝ち+中央G3 2着・3着+中央G1出走経験という戦績データを備えた古馬牝馬重賞戦線の上位水準の繁殖牝馬として、ノーザンファーム繁殖陣における中位上層帯の母系として位置付けられた一頭となります。

母父ルーラーシップと母系背景

本馬の母父にあたるルーラーシップは2007年4月19日生まれの鹿毛で、父キングカメハメハ・母エアグルーヴ・母父トニービンというキングマンボ系×グレイソヴリン系の良血に属します。母エアグルーヴは1996年オークスGⅠ・1997年天皇賞秋GⅠ勝ちのJRA賞年度代表馬で、エアグルーヴ系日本主流牝系の源流に位置する歴史的名牝です。

ルーラーシップの現役戦績はJRA中央20戦7勝+海外3戦1勝の通算23戦8勝で、獲得賞金は約7億7,200万円に達しました。主要勝鞍は2012年クイーンエリザベス2世カップGⅠ(香港シャティン・芝2,000m)+2010年アメリカジョッキークラブカップGⅡ+2011年金鯱賞GⅡ+2011年日経新春杯GⅡ+鳴尾記念GⅢ+プリンシパルステークスLという中央G2・3勝+海外G1勝ち1勝の戦績で、4歳・5歳春の宝塚記念GⅠ2着・5着の戦績層も加えた古馬中長距離戦線で結果を残した遅咲き完成型の中距離派です。

種牡馬としては2013年から社台スタリオンステーションで供用開始し、初年度に208頭の繁殖牝馬を集めた人気種牡馬として知られます。2016年JRAファーストシーズンサイヤーチャンピオン獲得+2017年初年度産駒のキセキが菊花賞GⅠを制し、ルーラーシップ産駒として初の重賞勝ち+初のG1勝ちを達成しました。

ルーラーシップの主要G1勝ち産駒には2017年菊花賞GⅠ勝ちキセキ+2019年豪コーフィールドカップG1勝ちメールドグラース+2022年朝日杯フューチュリティステークスGⅠ勝ちドルチェモア+2024年マイルチャンピオンシップGⅠ+2025年ドバイターフG1勝ちソウルラッシュ+2025年天皇賞春GⅠ勝ちヘデントールの中央・海外G1勝ち馬5頭超の産駒群が並びます。JRA重賞勝ちは38勝超に達し、芝中距離〜長距離戦線の主流種牡馬として地位を確立した晩年期の主力種牡馬の一頭です。

ルーラーシップ産駒の特徴はスタミナ豊富+晩成持続型+芝中長距離戦線が主戦場+牡馬は古馬の天皇賞春・菊花賞路線の長距離+牝馬は中距離前後の戦績層という整理が定着しており、本馬母ウラヌスチャーム自身の25戦6勝+中央リステッド勝ち+OP勝ち+G3 2着・3着の戦績層は父ルーラーシップの種牡馬特性を継承した典型的な娘の戦績データに整理されます。

祖母アメジストリングは2004年生まれの黒鹿毛で、父フジキセキ・母インフェイヴァー(USA)というサンデーサイレンス系×米国主流血脈の組み合わせに属します。父フジキセキはサンデーサイレンス初年度産駒として1994年朝日杯3歳ステークスGⅠを4戦4勝のまま制し、種牡馬入り後はキンシャサノキセキ(2010年・2011年高松宮記念GⅠ連覇)+カネヒキリ(2005年ジャパンカップダートGⅠ・2008年ジャパンカップダートGⅠ・2008年フェブラリーステークスGⅠ・2008年帝王賞GⅠ等のダートG1多数勝ち)+イスラボニータ(2014年皐月賞GⅠ)等のG1勝ち産駒群を輩出した日本主流種牡馬です。

祖母アメジストリングは母父フジキセキ→サンデーサイレンス→Halo→Hail to Reason系の経路と、3代母インフェイヴァー経由の米国主流血脈の組み合わせで、ノーザンファーム繁殖陣における日本主流サンデー牝系×米国輸入血統系の融合枠を担う繁殖牝馬として位置付けられた一頭です。母系の3代血統には父キングカメハメハ(キングマンボ系・ノーザンダンサー系の父系筋)+母エアグルーヴ(トニービン→グレイソヴリン→ナスルーラ系)+祖母アメジストリング(フジキセキ→サンデーサイレンス→Halo系)+曽祖母インフェイヴァー(米国主流血脈)という日本主流父系×日本主流名牝系×サンデー系×米国輸入血統という4要素の重層構造が整理されます。

近親活躍馬と母系の厚み

母ウラヌスチャームの近親には、繁殖入りから日が浅い段階のため中央産駒の実証データは現時点で本格的な蓄積層には到達していませんが、ノーザンファーム繁殖陣の中位上層帯に位置する母系背景が層をなして整理されます。

母系の中核となるのは母ウラヌスチャーム自身の中央25戦6勝+中央リステッド勝ち+OP特別勝ち+中央G3 2着・3着の戦績データの蓄積層です。中山牝馬ステークスGⅢ2着+愛知杯GⅢ3着+クイーンステークスGⅢ4着+愛知杯GⅢ4着+ローズステークスGⅡ5着+京都大賞典GⅡ7着の戦績層は、関東古馬牝馬路線+中央芝中長距離戦線の上位水準で長期的に結果を残した実証データとして機能します。エリザベス女王杯GⅠに2年連続出走+目黒記念GⅡ出走+古馬牡馬混合戦線の長距離リステッド勝ちという戦績は、本馬の母系が中央芝中長距離G1直前水準まで到達した一頭の母を持つことの証左となります。

祖母アメジストリングのノーザンファーム繁殖陣における産駒の整理は、ウラヌスチャーム(本馬母・2015年生・牝・父ルーラーシップ・中央6勝+中央リステッド勝ち)を筆頭に、アクアマリンブレス(2011年生・牡・父キングカメハメハ)+コーラルハピネス(2012年生・牝・父クロフネ)+アメジストデュー(2013年生・牝・父ハービンジャー)+アメジストブラック(2019年生・牡・父エピファネイア)等の半姉妹群+ノーザンファーム名繁殖牝馬陣の中位上層帯に位置する繁殖牝馬の構造に整理されます。

祖母代の産駒群はウラヌスチャーム(中央6勝+リステッド勝ち+G3 2着・3着)を筆頭に、社台スタリオンステーション主力種牡馬群との配合を試みた経緯を持つ繁殖牝馬として整理されます。アメジストリング産駒の中で中央重賞水準の戦績データを残したのは現時点でウラヌスチャームが代表格となり、母系の中央実証データは母ウラヌスチャームを中心とした構造を成しています。

本馬母ウラヌスチャームの繁殖入り後の産駒は、繁殖入り初年度のウラヌスチャームの22(2022年2月25日生・牡・父サトノダイヤモンド・斎藤誠厩舎・G1レーシング2023年度募集馬として4,000万円で募集)が初仔となり、2番仔ウラヌスチャームの23(2023年生・牝・父キズナ・キャロットクラブ2024年度募集第6番として募集)は本馬と同じキズナ配合のフルシブにあたる半姉となります。3番仔ウラヌスチャームの24(2024年生・牝・父コントレイル)を経て、4番仔ウラヌスチャームの25(本馬・2025年3月13日生・牝・父キズナ)はG1レーシング2026年度募集第3番として5,000万円・1口125万円で募集される個体です。

母ウラヌスチャームにとって本馬は4頭目の産駒・2頭目のキズナ配合産駒・半姉ウラヌスチャームの23(キズナ産駒・キャロットクラブ募集馬)のフルシブにあたる位置付けの牝馬産駒となります。母の繁殖入りから日が浅く、過去産駒の中央デビュー実証データは現時点で詳細未公表のため、母系の本格的な中央実証データの蓄積はこれからの世代となります。

母系の伯母にあたる祖母アメジストリングの中央デビュー産駒群(アクアマリンブレス・コーラルハピネス・アメジストデュー・アメジストブラック等)は中央デビュー実証個体群として整理されますが、現時点で中央重賞勝ち・G1勝ち水準の戦績データを残した近親はおらず、母系の中央実証の頂点は母ウラヌスチャーム自身の中央リステッド勝ち+G3 2着・3着の戦績層が現状の最上位帯となります。

牝系評価としては、ノーザンファーム生産+祖母アメジストリング牝系の整理は日本主流サンデーサイレンス系×米国輸入血統系の融合系の中位上層帯に位置し、母ウラヌスチャーム自身が中央リステッド勝ち+OP特別勝ち+G3 2着・3着の戦績層を残した古馬牝馬中距離戦線の実証派の繁殖牝馬として、繁殖牝馬としての価値は中位上層帯と整理されます。

本馬は母にとって4頭目・牝馬産駒として2頭目・キズナ配合産駒として半姉ウラヌスチャームの23に続く2頭目のフルシブ姉妹群の構造で、母自身のメトロポリタンS(L・芝2,400m)勝ちの長距離適性データと父キズナの芝中距離戦線の主流ニックスが交差する位置にある一頭となります。

父馬キズナについて

父キズナは2010年3月5日生まれの青鹿毛で、父ディープインパクト・母キャットクイル(Catequil・USA)・母父ストームキャットというサンデーサイレンス系×米国主流血脈の組み合わせに属します。生産は北海道新冠町のノースヒルズ、現役時の馬主は前田晋二氏(ノースヒルズマネージメント代表)、管理は栗東の佐々木晶三厩舎が務めました。

現役通算成績はJRA中央12戦6勝+海外2戦1勝の通算14戦7勝で、獲得賞金は約5億1,595万円に達しました。主要勝鞍は2013年東京優駿GⅠ(日本ダービー・東京・芝2,400m・福永祐一騎手騎乗・最終コーナー14番手からエピファネイアに半馬身差つける逆転勝利)+2013年京都新聞杯GⅡ+2013年毎日杯GⅢ+2014年大阪杯GⅡ+2013年ニエル賞GⅡ(フランス・ロンシャン・芝2,400m)というクラシック世代の中距離戦線で結果を残した古馬中距離派+2013年JRA賞最優秀3歳牡馬の戦績層です。

2016年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度に269頭の繁殖牝馬を集めた人気種牡馬としてキャリアをスタートさせました。種付け料は初年度500万円から段階的に上昇し、2024年1,200万円・2025年2,000万円・2026年2,000万円(据置)に設定され、社台スタリオンステーションのトップ層水準に位置付けられた現役主力種牡馬の一頭です。

父産駒の傾向と距離適性

キズナは2024年・2025年とJRA総合リーディングサイヤー2年連続首位を獲得した現代日本最上位種牡馬の一頭で、2025年JRA2歳サイヤーランキング第3位(総合第5位)の戦績層を残しています。2025年単年成績は出走頭数341頭+勝利数164勝+勝ち馬数128頭+獲得賞金約44億190万円という主力種牡馬の実証データを蓄積しています。

主要G1勝ち産駒には2021年エリザベス女王杯GⅠ勝ちアカイイト+2022年・2023年安田記念GⅠ連覇+2023年ヴィクトリアマイルGⅠ勝ちのソングライン(芝マイル戦線のG1・3勝牝馬・JRA賞最優秀4歳以上牝馬)+2024年皐月賞GⅠ勝ちジャスティンミラノ(産駒初のクラシック勝ち牡馬)+2025年チャンピオンズカップGⅠ勝ちダブルハートボンド(ダート古馬G1勝ち牝馬)+2025年ダート2冠達成ナチュラルライズ(3歳ダート牡馬戦線の中核)等の戦績層が並びます。

キズナ産駒の特性は芝・ダート両馬場対応+短距離〜長距離まで幅広い距離適性+万能型の主流種牡馬+牝馬の重賞勝鞍が比較的多い+牡馬は非主流条件(ダート・長距離・内回り)にやや偏る傾向の整理が定着しています。芝の主戦場は1,600m〜2,200mの中距離戦線が中心で、芝マイル戦線(ソングライン安田記念連覇)+芝2,000m戦線(ジャスティンミラノ皐月賞)+ダート古馬G1(ダブルハートボンドチャンピオンズカップ)+ダート3歳戦線(ナチュラルライズ)の全方位的な戦績データを蓄積しています。

血統設計面の特性として、キズナはディープインパクト×ストームキャットのスーパーニックス配合に属し、父ディープインパクト内のSir Gaylordと母父ストームキャット内のSecretariatが兄弟関係にある血統表内の整合性が活躍産駒輩出の根幹を成すと整理されています。キズナ産駒の重賞勝ち馬の中では母父ナスルーラ系の活躍が特に目立ち、芝重賞18勝中7勝が母父ナスルーラ系という戦績層は、本馬の母父ルーラーシップ(キングカメハメハ→キングマンボ→ミスタープロスペクター系)とは異なる経路に整理されますが、キズナ×母父キングマンボ系の戦績層も中央重賞勝ち馬を含む実証データを備える血統設計の枝です。

産駒の成長曲線は2歳秋〜3歳春の本格化型が多く、父キズナ自身が2歳12月の新馬戦から3歳春の毎日杯GⅢ・京都新聞杯GⅡ・日本ダービーGⅠまで3歳春に頂点に立った中距離派クラシックホースであった戦績と整合する形です。長距離適性は産駒群の中で限定的で、芝3,000m以上の長距離戦線では母父スタミナ系(ステイヤー系)との配合産駒に限定される傾向が確認されています。

配合評価とこの当歳の見どころ

父キズナ(ディープインパクト×キャットクイル・母父ストームキャット)と母ウラヌスチャーム(ルーラーシップ×アメジストリング・母父フジキセキ)の配合は、サンデーサイレンス系直系の現代日本最上位種牡馬と、キングカメハメハ系×サンデーサイレンス系×米国輸入血統系の繁殖牝馬を組み合わせた、典型的な日本主流父×日本主流牝系融合配合に整理されます。

血統表内の主要クロスを見ると、父キズナの父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)と、母ウラヌスチャームの母父フジキセキ(サンデーサイレンス系)経由でサンデーサイレンスの4×3クロス(5代血統表内の濃いクロス)が成立する血統設計の枝となります。サンデーサイレンス系の4×3クロスはやや濃いめのインブリードに分類され、ノーザンファーム生産馬では中央重賞勝ち馬群の戦績データの参照点が多数存在する血統設計の主流路線に該当します。

加えて、父キズナの母父ストームキャットと、母ウラヌスチャームの父ルーラーシップ経由のキングカメハメハ→キングマンボ→ミスタープロスペクター系の組み合わせはノーザンダンサー系の異なる枝のクロスを血統表内に成立させる構造で、ノーザンダンサーの5代以内クロス(5×5前後)+ミスタープロスペクター系の遠縁クロスが整理される血統設計の枝となります。

ノーザンファーム生産+ノーザンダンサー系の母父+ストームキャット系×サンデー系の融合配合という構造は、母ウラヌスチャーム自身の中央リステッド勝ち+G3 2着・3着の戦績層+父キズナの2024-2025年JRA総合リーディング2連覇の戦績層が両立する位置にある血統設計の枝で、本馬は同じ配合の半姉ウラヌスチャームの23(キズナ産駒・キャロットクラブ募集馬)に続く2頭目のフルシブにあたります。

距離適性の予測は芝の1,800m〜2,400mの中距離〜中長距離が主戦場の中心域となります。父キズナ自身が東京優駿GⅠ(芝2,400m)+京都新聞杯GⅡ(芝2,200m)+大阪杯GⅡ(芝2,000m)の中距離戦線で結果を残した戦績層に加え、母ウラヌスチャームがメトロポリタンS(L・芝2,400m)勝ち+愛知杯GⅢ(芝2,000m)入着+京都大賞典GⅡ(芝2,400m)出走+目黒記念GⅡ(芝2,500m)出走+エリザベス女王杯GⅠ(芝2,200m)出走の戦績層を残した実証データを踏まえれば、3歳春以降の中距離牝馬戦線(桜花賞・オークス前後)〜古馬中距離戦線(エリザベス女王杯路線)での適性発揮が血統設計の整合性となります。

母父ルーラーシップ系の継承するスタミナ要素+母系のフジキセキ→サンデー系の瞬発力要素+父キズナのディープインパクト→サンデー系の主流芝中距離適性が交差する設計で、本馬は中距離牝馬戦線+古馬中距離牝馬戦線の主戦場が血統的に整理されます。馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、母父ルーラーシップ→キングカメハメハ→キングマンボ系のパワー要素が重馬場・道悪馬場にも対応する素地を残します。

成長曲線は父キズナの2歳秋〜3歳春の本格化型と、母ウラヌスチャームの3歳秋〜5歳期の長期持続型の両要素が織りなす構造で、本馬は3歳春デビュー〜古馬期まで長期的に走る持続力型の牝馬産駒の血統設計に整理されます。

母ウラヌスチャームにとって本馬は4番仔・2頭目のキズナ配合産駒・半姉ウラヌスチャームの23のフルシブにあたります。1番仔ウラヌスチャームの22(サトノダイヤモンド配合)+2番仔ウラヌスチャームの23(キズナ配合)+3番仔ウラヌスチャームの24(コントレイル配合)+4番仔本馬(キズナ配合)という産駒構造の中で、本馬は母にとって繁殖入り4世代目の牝馬産駒・キズナ配合フルシブとして半姉と並ぶ位置付けです。

価格面については、G1レーシング2026年度募集第3番として総額5,000万円(1口125万円・40口)で募集されています。同クラブ72頭の募集ラインアップの中で5,000万円という設定は中位上層帯に位置し、ノーザンファーム生産+キズナ産駒+ウラヌスチャーム母系の3要素を備えた牝馬産駒として、父の市場性(社台スタリオンステーション主力種牡馬・2026年種付料2,000万円)+母自身の中央リステッド勝ち+G3入着の戦績データを踏まえれば、内容相応の標準的な価格設定に整理されます。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 父キズナは2013年日本ダービーGⅠ勝ち+2013年JRA賞最優秀3歳牡馬+引退後の種牡馬戦績で2024年・2025年JRA総合リーディングサイヤー2年連続首位獲得+2025年JRA2歳サイヤー3位の現代日本最上位種牡馬の一頭で、産駒にソングライン(安田記念連覇+ヴィクトリアマイル)+ジャスティンミラノ(皐月賞)+ダブルハートボンド(チャンピオンズカップ)+ナチュラルライズ(ダート2冠)等のG1勝ち馬群が並ぶ実証データの蓄積層を備えます。
  • 母ウラヌスチャームはJRA中央25戦6勝+獲得約1億5,138万円+メトロポリタンS(L・芝2,400m)勝ち+新潟牝馬S(OP)勝ち+中山牝馬ステークスGⅢ2着+愛知杯GⅢ3着+クイーンステークスGⅢ4着+エリザベス女王杯GⅠ2年連続出走の戦績データの蓄積層を残した古馬牝馬重賞戦線の実証派で、ノーザンファーム繁殖陣の中位上層帯に位置する繁殖牝馬として整理されます。
  • 母父ルーラーシップは2012年香港クイーンエリザベス2世カップG1勝ち+産駒のキセキ(菊花賞)+メールドグラース(豪コーフィールドC)+ドルチェモア(朝日杯FS)+ソウルラッシュ(マイルCS+ドバイターフ)+ヘデントール(天皇賞春)のG1勝ち馬5頭以上を輩出した中堅主力種牡馬で、本馬の母父としてキングカメハメハ系×ストームキャット系のニックスが整理される血統設計の枝を提供します。
  • 父キズナ×母父ルーラーシップ経由のキングマンボ系の組み合わせは、サンデーサイレンス4×3クロス+ノーザンダンサー系の遠縁クロスが成立する血統設計で、半姉ウラヌスチャームの23(キズナ産駒・キャロットクラブ募集馬)に続く2頭目のフルシブとして同一配合産駒群の構造を成す位置にあります。

懸念

  • 母ウラヌスチャームは2022年春シーズンから繁殖入りで、過去産駒3頭(ウラヌスチャームの22・ウラヌスチャームの23・ウラヌスチャームの24)の中央デビュー実証データは現時点で詳細未公表のため、母系の本格的な中央実証データの蓄積はこれからの世代となります。
  • 母系の伯母レベルにあたる祖母アメジストリングの産駒群(アクアマリンブレス・コーラルハピネス・アメジストデュー・アメジストブラック等)は中央デビュー実証個体群として整理されますが、現時点で中央重賞勝ち・G1勝ち水準の戦績データを残した近親はおらず、母系の中央実証の頂点は母ウラヌスチャーム自身の中央リステッド勝ち+G3 2着・3着の戦績層が現状の最上位帯となります。
  • 母自身が中央G1未出走+G1勝ち圏内の戦績層には到達していない構造で、中央リステッド・G3 2着・3着まで+G1 11着・13着までの戦績層がG1直前水準の母として整理される位置にあり、母系格は中央リステッド〜G2級までの中位上層帯に整理されます。
  • サンデーサイレンス4×3クロスはやや濃いめのインブリードに分類されるため、産駒の気性面の前向きさが顕著に出る素地を備える血統設計で、調教過程での折り合い面の課題が出る素地を含みます。

総額5,000万円(1口125万円・40口)は、ノーザンファーム生産+父キズナ(2024-2025年JRA総合リーディング2連覇)+母ウラヌスチャーム(中央リステッド勝ち+G3入着)+母父ルーラーシップ(G1産駒5頭以上輩出)という4要素を備えた牝馬産駒として、G1レーシング2026年度募集第3番の中位上層帯の価格設定です。半姉ウラヌスチャームの23と同じキズナ配合のフルシブとして、母系のキズナ配合の2世代目に位置付けられた一頭となります。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★☆☆ JRA中央25戦6勝+獲得約1億5,138万円+メトロポリタンS(L・芝2,400m)勝ち+新潟牝馬S(OP)勝ち+中山牝馬ステークスGⅢ2着+愛知杯GⅢ3着+クイーンステークスGⅢ4着+エリザベス女王杯GⅠ2年連続出走の戦績データの蓄積層、繁殖入りから日が浅く中央産駒の本格的実証はこれからの段階
近親活躍度 ★★★☆☆ 祖母アメジストリングの産駒群(アクアマリンブレス・コーラルハピネス・アメジストデュー・アメジストブラック等)は中央デビュー個体群、母ウラヌスチャーム自身の中央リステッド勝ち+G3 2着・3着が現状の母系最上位、母系のG1勝ち馬・G1上位入着馬不在の中位上層帯
父産駒適性 ★★★★★ キズナは2024-2025年JRA総合リーディング2連覇+2025年JRA2歳サイヤー3位+主要G1産駒にソングライン(安田記念連覇+VM)+ジャスティンミラノ(皐月賞)+ダブルハートボンド(チャンピオンズC)+ナチュラルライズ(ダート2冠)+アカイイト(エリザベス女王杯)等の戦績層+2026年種付料2,000万円の社台SS最上位水準
配合評価 ★★★☆☆ サンデーサイレンス4×3クロス+ノーザンダンサー系遠縁クロス+キングマンボ系×ストームキャット系の組み合わせ、半姉ウラヌスチャームの23(キズナ産駒)のフルシブ姉妹群2頭目の構造、サンデー4×3はやや濃いめのインブリードで気性面の前向きさを伴う素地
価格妥当性 ★★★☆☆ 5,000万円(1口125万円・40口)はG1レーシング2026年度募集第3番の中位上層帯、ノーザンファーム生産+キズナ産駒+ウラヌスチャーム母系+ルーラーシップ母父の4要素を備えた牝馬産駒として内容相応の標準的設定
総合評価 ★★★☆☆ 加重平均3.45、父産駒適性(キズナのJRA総合リーディング2連覇+G1産駒群の戦績層)が突出した牽引材料、母系の中央実証データの蓄積層が母自身の中央リステッド勝ち+G3 2着・3着までの構造で本格的G1勝ち産駒輩出までは途上段階

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。